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2013年6月11日火曜日

Three Sisters(三姉妹~雲南の子) 2012 film  を観て

・・・・ 北京駐在時代の友人M氏に誘われ、渋谷Image Forum で久々に中国作品を観る。



雲南省の山地生活。
雨後の院子(中庭)のあのぬかるみの汚さ。
それを少しも感じない豚や羊との共生に、さすがに辟易させられる。
 
 
長姉・英英(10歳)が、
 
穴のあいたゴム長靴のなかにこびりついた泥の塊を長い刀で取り出す・・・

木の枝を思い斧で薪にする・・・

妹の体に住み着いている虱をとる・・・

村娘に首元をつかまれても、それなりに言いかえす・・・
 
 
随所にいじらしいシーンが繰り出される。そして間断なくおきるぜんそく気味の咳が不憫さを助長する。
 

実に重苦しく、戦後間もない我が幼少の頃の思い出、そして現代中国の抱える諸問題、いろいろ考えさせられる作品だ。
お陰で、どっぷりと映画の中に入り込んでしまい、映画が終わって時計を見れば、なんと2時間半もの長編ドキュメンタリーだった。
 

 

 




あまりにも過酷な生活ぶりに、なぜもっと住みやすい土地へ移住しないのかと、映画を見ながら自問自答をしていた。

恐らくこの映画の縦糸は、貧困、貧民をClose upした、いわゆる政治の格差問題を提起しているのではないと思う。人間の住む土地を選ぶ自由、人間の尊厳を描き出しているのであろう。
 
また、最後の最後になって、海抜3200mとの字幕に、それほどの高地だったのかと初めて知らされ、驚いた。
そんな過酷な高地に辿りつきそこを住処とするのも、人間の尊厳(宿命?)のひとつかと思い到るのであった。

 

欲を言えば、皮マントをかぶり羊を誘導する場面とか、所々に降った雪が解けずに残っているシーンより、そこそこの高地だとは思ったが、寒さまではなかなか映画館の中の観衆には伝わってこなかったのが残念である。
 
 

 

導演(Director)は、王兵 1967年 陝西省西安の生れ
 
 
参考までに、この映画のコメントあり
http://intro.ne.jp/contents/2013/05/11_1855.html

 

 

 


2013年5月31日金曜日

銭塘湖春行

≪銭塘湖春行≫  by白居易


孤山寺北贾亭西 水面初平云脚低

 

几处早莺争暖树 谁家新燕啄春泥

 

乱花渐欲迷人眼 浅草才能没马蹄

 

最爱湖东行不足 绿杨阴里白沙堤

 

 


 



 

早春

≪早春 呈水部張十八員外≫   


天街小雨润如酥

草色遥看近却无

最是一年春好处

绝胜烟柳满皇都。

      by 韓愈(768~824)

  
【注释】
 

①呈:恭敬地送给。
②天街:京城街道。
③酥(sū):酥油、奶油、乳汁,这里形容春雨的滋润。
④最是:正是。
⑤绝胜:远远超过
⑥皇都:长安城(唐朝京都),帝都。
⑦水部张十八员外:指张籍(766—830)唐代诗人。在同族兄弟中排行第十八,曾任水部员外郎。
 水部此处代指工部。





 
 

 

賣炭翁


賣炭翁    


賣炭翁 伐薪燒炭南山中

滿面塵灰煙火色 兩鬢蒼蒼十指黑

賣炭得錢何所營 身上衣裳口中食

可憐身上衣正單 心憂炭賤願天寒

夜來城外一尺雪 曉駕炭車輾氷轍

牛困人飢日已高 市南門外泥中歇

翩翩兩騎來是誰 黄衣使者白衫兒

手把文書口稱敕 迴車叱牛牽向北

一車炭重千餘斤 宮使驅將惜不得

半匹紅紗一丈綾 繋向牛頭充炭直


              by 白居易(772~846)    


意訳 by 伊集院

炭売りじいさん   南山の山んなかで薪伐って炭焼き  

顔じゅう炭だらけ   鬢は白髪で両手は真っ黒や 

炭売って稼いでも   着て食べるのがやっとのこと 

可哀そうに着物単衣で   炭値が下がらんよう寒なることをねごとんね 

夜になって街の外は一尺もの雪   朝は暁から凍て路を炭車であっちやこっち 

牛も疲れ腹もすいたと思うたらもう昼   南門の外のぬかるみん中でひと休みや 

すると誰や 二頭の騎馬がさっそうと来た   黄服の役人と白服の若もん 

手の書きつけを天子さんの命令やゆうて   車の向き北に変えて牛を追い立てるんや 

車いっぱいの炭は千斤余 それを役人が持っていこうとするけんど惜しんでもしゃあない 

たったの半匹の紅紗と一丈の綾を   牛の頭に引っかけて 炭代やなんてそんなアホな!